扇子の骨は、竹や木などを使用します。
一番外側にある、太い骨。蒔絵などで装飾したものもあります。
親骨に本金で小さく家紋を入れることがあります。
一番外側の親骨よりも細くなっています。
和紙を貼り合わせた地紙に「中差し」という工程で穴を開け、中骨を入れます。
扇子の骨がバラバラにならないように止めておくために付いています。
プラスチックや金属などでできています。
要に穴が開いていると紐などを通すことができます。
「肝心要」の「要」は、扇子の要のことです。
紙を貼ったものが一般的ですが、布を使用したものもございます。
金箔などで装飾した豪華なものも。
扇子の骨(扇骨)は木製の場合もありますが、
ここでは竹の場合について説明します。
1.胴切
2.割竹
3.せん引
4.目もみ : 扇子の骨に、要の穴を開けます)
5.あてつけ : 削って扇子の骨の形にします)
6.白干し : 骨を乾燥させます)
7.磨き・塗り
8.要打ち(かなめうち)
9.末削(すえすき) : 中骨を削ります。
和紙を貼り合わせます。
乾燥させ、型に合わせて裁断します。
加飾 (箔押し、上絵)
・「万切り包丁」で裁断
仕上げの加工
・「中差し」で開けた穴に、息を吹き込み、穴を開くきます。
・穴に中骨を入れます。